フリードのエアコン修理代がこんなに掛かった!コンプレッサー交換で

車種: ホンダ / フリード
型式: DBA-GB3
年式: 平成21年6月
走行距離: 77000km

フリード エアコンの故障

症状: エアコンのスイッチは入るが送られて来る風が生ぬるく、冷えない。

 

掛かった修理代は・・・

104,544円!

 

整備内容:
エアコンスイッチONでコンプレッサーはONしており、ラジエータ ファンとコンデンサ ファンも作動している。
マニフォールドゲージをセットして、エアコンスイッチONでの下記条件に測定条件を整えて、冷媒ガス圧の点検から始めた。
日射なし
ボンネットを開く
フロントドア及びドアガラスを全開
温度調節をMAX COOL
内外気切換えを内気循環
モード位置をVENT
ファンスイッチを最大回転
エンジン回転数を1,500min-1
この設定条件で10分間運転した後の、吸入空気温度・吐出空気温度・低圧ゲージの吸入圧力・高圧ゲージの吐出圧力を読み取って、インスペクションデータと照合した。
測定結果

吸入空気温度 32℃ 湿度70
吐出空気温度 23℃
吸入圧力 0.15Mpa
吐出圧力 2.0Mpa

この数値は、吐出圧力以外、インスペクションデータから外れておりエアコン性能としてNGである。
そして、エンジン回転を上昇させると低圧ゲージの吸入圧力が負圧を示した。これはエキスパンションバルブが目詰まりしていることを意味する。→エキスパンションバルブ交換

エンジンを停止してバランス圧力を点検すると、停止してすぐに高圧低圧の圧力がバランス(同じ圧力になる)してしまう。これは、コンプレッサーの内部摩耗、バルブ・シールの不良を意味する。→コンプレッサー交換

バランス圧力は0.72Mpaでこれの見方は、外気温度÷4.5なので32÷4.5=0.71Mpaが標準となり、つまりは目安としての冷媒量がOKであると言える。
この車両の冷媒循環方式は従来のレシーバサイクルからエアコンシステムの冷却効率を高めたサブクール(Subcooled→過冷却)サイクルであり、そうすることでコンプレッサーで気化した冷媒をコンデンサで100%近く液化させる。このサブクールサイクルでは、冷媒ガス泡消え点が冷房能力安定域の手前にあることから、冷房能力安定域の入口にあるレシーバサイクルに対し、冷媒ガスの適正封入量まで50~100g補充する必要がある。

低圧ゲージの吸入圧力が低いことから、冷媒ガスの不足も懸念したが、バランス圧の値でこの疑念は消えた。
配管を切り離した時に出てくるコンプレッサーオイルの汚れを確認したところ、真黒と言う訳ではないがやや黒ずみが発生していたので、コンプレッサーを取り外してからエアコンサイクル洗浄機で繰り返し洗浄液を循環させ不純物をエアコンラインから取り除いた後に、洗浄液を完全に排出し、最後にエキスパンションバルブを交換した。

真空引き、冷媒を封入してからの測定結果がインスペクションデータと照合している事を確認して、修理完了となった。

交換部品: コンプレッサー、エキスパンションバルブ
修理費用(工賃、部品代)の内訳:

部品名

単価(円)

数量

金額(円)

交換工賃(円)

コンプレッサー

50,500

1

50,500

12,800

エキスパンションバルブ

6,600

1

6,600

10,400

冷媒ガス

1,500

3

4,500

エアコンサイクル洗浄

12,000

部品代合計

61,600

交換工賃合計

35,200

 

 

修理代合計(税込):104,544円

 

この修理代を払って“乗り続ける”か?

それとも、

“車を乗り換える”か!?・・・

さて、修理の規模は大から小までありますが、

この「愛車の修理」のタイミングで
知っておかないと
“大損”するかもしれないことが・・!

それは・・・

 

 

車は修理するだけで、損をする!?

 

車は、修理しても“払った代金”以上に、
“車の価値”が上がることはないので、

車を手放すのは、
「修理前」のタイミングがベスト!

なぜなら、
車を買い取る業者の多くは、

故障している買い取り車の修理を
自前、又は提携先の工場で行えるため、、

あなたがディーラーや整備工場などに依頼し
“工場の利益を載せて”払う修理代金よりも
安く直すことが出来ます。

なので、あなたが修理代に加えて手間を払い
車を修理に出したとしても、

車の価値(買取額)に反映されるのは、
払ったものに比べれば、

ほんのわずか”となってしまいます。

そして、結局すぐ売ることになったのであれば、
その修理費用の差額分を損
するわけです。

修理によっては、
数万~数十万円なんてことも!

私も昔・・・

乗っていた車のエアコンが急に壊れ、
大急ぎで近くの車屋に
診てもらったことがあったんです。

コンプレッサーなどの交換が必要だよ」と言われ、

こんな暑い中、一刻も早くと思い、

深く考えもせず、すぐに修理を依頼したんです。

その時は、総額15万円近くの
修理代金を払いました。

 

しかし、コンプレッサー特有の症状が再発・・!

1ヶ月も経たないうちに
再度、同じ修理をしなくては
いけなくなったんです!(泣)

結局、いろいろ古くなっていたので

修理は諦め、
車の買取をその車屋に依頼すると、

10万キロも超えてるし、
ほとんど値段はつかないよ。

と言われてしまいました・・・。
結局、その車屋には売りませんでしたが。

あなたは、愛車にあとどれぐらい乗りますか。

“どうしても長く乗り続けたい”というのであれば、
修理を選択するのがベストでしょう。

ただ、今少しでも

そろそろ“車を乗り換える”かも・・・

ということが頭の片隅にでもあるのであれば、
その修理をしてしまう前に、

まずは現在の“愛車の価値”を知り、
今すぐ、乗り換えもしっかり検討すること!

過去の私のような失敗だけは
絶対にして欲しくないものです。

さて、値段がつかないよと
言われていた私の車でしたが、

その後、ネットで査定してもらったところ、
結局、35万円の高値がついて売ることが出来ました!

ネット査定を使えば

無料で今すぐ査定できて

愛車が今「いくらで売れるのか
知ることができて便利です。

愛車の価値を知っていれば、
常に正しい選択ができます。

あの時、買い叩かれなくて、
ホントに良かった・・。

査定結果を見れば、
次の車の選択肢も広がりますよ♪

 

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