フィット スターターが回らずエンジンが掛けられない原因と修理費用
車種: ホンダ /フィット
型式: DBA-GK3
年式: 平成26年11月
走行距離: 21000km
フィット(GK3)がエンジンスタートスイッチでスターターが回らない症状
ブレーキペダルを踏み、エンジンスタートストップスイッチを押しても、スタータモータが回転せず、エンジンが始動しない。
掛かった修理代は・・・
4,924円!
フィットのスターターが回らない場合の対策と修理
従来のハンドル右横のイグニッションスイッチにメカニカルキーを差込み回転させてエンジンを始動する方法から、プッシュ式スイッチを押してエンジンの始動と停止をする機能が軽自動車までにも拡大している。このスイッチはスマートキーシステムを構成するものの一つで、スマートキーを携帯し、ブレーキペダルを踏みながらスイッチを押さないとエンジンは始動しない。ブレーキペダルを踏むとは、状態の変化を電圧有りなしに置き換えてECUに信号を入力する、論理信号センサであるブレーキスイッチが信号電圧をスマートECUへ入力することである。たとえばブレーキスイッチを取り外した状態はブレーキスイッチはON状態なので、その状態でカプラを接続するとブレーキが踏まれているとECUが認識し、エンジンスタートストップスイッチを一度押しで意図しないエンジン始動の危険性がある。
通信機能の高度化が進む中で、その整備も目の付け所を誤ると的外れの作業となる。
今回の故障診断もスマートキーシステムの故障診断をメインに据えることが正解である。
外部診断機のデータリストでスマートECUへの入力信号を確認した。関連項目は、エンジンスタートストップスイッチ信号・ブレーキスイッチ信号・シフトポジションセンサP信号等である。この時ブレーキペダルを踏んでもブレーキスイッチ信号がOFFのままであることが確認できた。つまりブレーキランプが点灯していないと言うことである。助手にブレーキペダルを踏んでもらい、自分の目でブレーキランプが左右共点灯していないことを確認した。手順を踏むのは重要だが、わざわざデータリストを見るまでもなく症状とランプ不灯の認識で、このシステムの機能構造を理解していれば診断は可能である。
ブレーキスイッチ回路の点検に進み、ヒューズから経由するスイッチの電源端子にはバッテリ電圧が掛かっていた。次にペダルを踏んだ状態でスイッチからの出力回路には電圧が発生していなかった。ブレーキスイッチの内部不良である。
ストップスイッチ交換で不具合症状は改善した。
整備作業の事後に検証し理由付けすることは大事だが、診断作業の手順で何が一番の正解なのか若干迷う事例であった。
交換部品:
ストップ&クルーズスイッチ
修理費用(工賃、部品代)の内訳: (有償、定価修理の場合)
部品名 |
単価(円) |
数量 |
金額(円) |
交換工賃(円) |
ストップ&クルーズスイッチ |
2,160 |
1 |
2,160 |
2,400 |
修理代合計(税込):4,924円
この修理代を払って“乗り続ける”か?
それとも、
“車を乗り換える”か!?・・・
さて、修理の規模は大から小までありますが、
この「愛車の修理」のタイミングで
知っておかないと
“大損”するかもしれないことが・・!
それは・・・
車は修理するだけで、損をする!?
車は、修理しても“払った代金”以上に、
“車の価値”が上がることはないので、
車を手放すのは、
「修理前」のタイミングがベスト!
なぜなら、
車を買い取る業者の多くは、
故障している買い取り車の修理を
自前、又は提携先の工場で行えるため、、
あなたがディーラーや整備工場などに依頼し
“工場の利益を載せて”払う修理代金よりも
安く直すことが出来ます。
なので、あなたが修理代に加えて手間を払い、
車を修理に出したとしても、
車の価値(買取額)に反映されるのは、
払ったものに比べれば、
“ほんのわずか”となってしまいます。
そして、結局すぐ売ることになったのであれば、
その修理費用の差額分を損するわけです。
修理によっては、
数万~数十万円なんてことも!
私も昔・・・
乗っていた車のエアコンが急に壊れ、
大急ぎで近くの車屋に
診てもらったことがあったんです。
「コンプレッサーなどの交換が必要だよ」と言われ、
こんな暑い中、一刻も早くと思い、
深く考えもせず、すぐに修理を依頼したんです。
その時は、総額15万円近くの
修理代金を払いました。
しかし、コンプレッサー特有の症状が再発・・!
1ヶ月も経たないうちに
再度、同じ修理をしなくては
いけなくなったんです!(泣)
結局、いろいろ古くなっていたので
修理は諦め、
車の買取をその車屋に依頼すると、
「10万キロも超えてるし、
ほとんど値段はつかないよ。」
と言われてしまいました・・・。
結局、その車屋には売りませんでしたが。
あなたは、愛車にあとどれぐらい乗りますか。
“どうしても長く乗り続けたい”というのであれば、
修理を選択するのがベストでしょう。
ただ、今少しでも
そろそろ“車を乗り換える”かも・・・
ということが頭の片隅にでもあるのであれば、
その修理をしてしまう前に、
まずは現在の“愛車の価値”を知り、
今すぐ、乗り換えもしっかり検討すること!
過去の私のような失敗だけは
絶対にして欲しくないものです。
さて、値段がつかないよと
言われていた私の車でしたが、
その後、ネットで査定してもらったところ、
結局、35万円の高値がついて売ることが出来ました!
ネット査定を使えば
無料で今すぐ査定できて
愛車が今「いくらで売れるのか」
知ることができて便利です。
愛車の価値を知っていれば、
常に正しい選択ができます。
あの時、買い叩かれなくて、
ホントに良かった・・。
査定結果を見れば、
次の車の選択肢も広がりますよ♪
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タグ:GK3, エンジンスタートストップスイッチ, スターター, ストップ&クルーズスイッチ, フィット